根管治療

根管治療とは

根管治療とは、いわゆる歯の根っこの治療のことです。

虫歯が悪化し、歯の神経が入っている管に細菌感染が起こると、

この感染組織を除去するために神経を取り除く抜髄(ばつずい)と呼ばれる処置が必要となります。

また、根管内の治療を行ったときに、どうしても細菌に汚染された組織が除去しきれない場合があり、それが原因で根管の先端に膿が溜まってしまうことがあります。 この場合、再度根管内を無菌化する治療が必要となります。

これを感染根管(かんせんこんかん)処置といいます。

抜髄、感染根管処置の後には、根管を薬剤で封鎖する根管充填と呼ばれる処置を行います。

これら根管内の治療を根管治療といいます。

当院での根管治療の特徴

治療精度を飛躍的に高める「マイクロスコープ」

マイクロスコープ

当院では、根管治療にマイクロスコープを使用しています。

マイクロスコープを使用することによって、複雑な根管内を通常の8~25倍の拡大率で視認することができ、細菌に感染した歯髄を取り切れていなかったり、逆に歯根の組織を除去し過ぎたりするリスクを軽減することができます。

アメリカでは、根管治療の専門医にマイクロスコープの導入義務があるほど、その必要性・有効性が認められていますが、日本では歯科医院全体の約2%程度しか普及していないのが現状です。

当院では患者さまに最善、安心な治療をご提供するために、このマイクロスコープを使用した根管治療を行っています。

「可視化」根管治療

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可視化とは「見えないものを見えるようにすること」です。
一般的に行われている根管治療では二次元で撮影できる「デンタルレントゲン」というもので根管治療の診査診断を行います。

しかし当院ではケースによっては三次元の撮影を可能にする「CT」を利用します。なぜ三次元のCTを利用するのか。それは二次元だけでは見えない部位が存在するためです。
問題部位が発見できなければ当然治療を行うことはできません。
根管治療において「可視化できるか否か」。これは治療の成否を左右する大切なことです。

「感染予防」ラバーダム防湿

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ラバーダム防湿とは、治療する歯以外を覆いかぶせる薄いゴム製のシートのことを言います。
ラバーダム防湿を使用することで、口腔内の唾液に含まれる様々な細菌が治療部位に侵入し感染するのを防ぐことができるので、無菌的な状態で治療を行うことができます。

逆に言えば、ラバーダム防湿を使用しないで行う治療は、治療部位への細菌感染のリスクが高まり、再治療の原因ともなります。

外科的歯内療法(マイクロエンドサージェリー)

根管治療でも治癒しない場合に行う治療

マイクロスコープを用いて丁寧に根管治療を行っても成功率は100% ではありません。

歯の根の治療(根管治療)を行っても治癒しない場合に、 次の手として外科的歯内療法を行います。

外科的に、歯の根の先端3mmを切り落とす手術です。

外科的歯内療法は従来、肉眼で行っていたため成功率は約60%程度で決して高い成功率ではありませんでした。

しかし、マイクロスコープ(実体顕微鏡)を用いた外科的歯内療法 (マイクロエンド サージェリー)により成功率が格段に高くなります

また、傷口も必要最小限で済みます。

非常に繊細な処置なので、痛みも少なく治癒も早いのでご負担も最小限に留めることが可能です。

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  • ご予約・お問い合わせはこちら 03-6907-0822
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